養生シートとは(種類と用途)|場所や用途による違い
養生シートとは(種類と用途)|場所や用途による違い
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建築現場をはじめ、各種工事現場、工場や倉庫など、さまざまな場面で利用されている養生シート。一口に養生シートと言っても種類がたくさんあり、用途によって使用する養生シートが異なります。この記事では、良く目にしていても詳しくは知らない養生シートについて、ご紹介していきたいと思います。養生シートの目的
養生シートを設置する目的としては、各種工事における塗料飛沫や粉じんの飛散防止をはじめ、工具や資材の落下対策、工事の際の防音対策、発火の防止などが挙げられるほか、資材が雨ざらしになることを防ぐための野積みシートとしても利用されています。安全な作業や近隣とのトラブル回避などとても重要な役割を担っています。
養生シートの種類
養生シートには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なっていますので、しっかりと把握して目的や用途にあったものを選ぶようにしましょう。
防炎シート
防火加工が施されていて火に強く、万が一工事中に火災が発生してしまった場合にも周囲に燃え移らないことが特徴です。木造住宅などの工事で使用されることはあまりありませんが、鉄筋コンクリート造のビルやマンションなどの工事では、電気を利用するケースがあるため、火花が散り火災が発生する危険性があります。
防音シート
0.5ミリから1mmとさまざまな養生シートの中でも一番厚みがあり、工事中の騒音をカットする効果が期待できます。騒音が発生しやすい現場や、閑静な住宅街などで多く使用されています。また、メッシュシートと違い穴が空いていないため、粉じんの飛散防止にも高い効果を発揮します。
防水シート
防水性があり雨や水などの侵入を防ぐことができます。耐候性の高いシートは屋外で雨よけとしても使用されており、屋外で保管する資材や機械の保護に使用されています。
養生シートの素材
いろいろな種類がある養生シートですが、素材にはどんなものがあるのでしょうか。主に使われている4種類を見ていきます。
メッシュ
穴の空いたメッシュ生地でできているもので、風を通すことが特徴です。ビニール素材の養生シートは風を通さないため、強風時には風で煽られて足場が倒壊するなどの大事故に繋がる可能性がありますが、メッシュシートであれば、風を通すことができるので、強風による危険性を回避しやすくなります。台風が多い季節や、海沿いなどの風が強い場所で工事をする場合に適しています。
ターポリン
ポリエステル製の布を塩化ビニール樹脂で挟んだ3層構造の素材で、防水性にも優れ汚れに強く、耐久性があります。建設現場での幌をはじめ、テントの屋根、横断幕など幅広く使用されています。
エステル帆布
スパン糸(短繊維糸)に繊維内部まで樹脂を含浸させたポリエステル帆布の通称で、防水性・耐摩耗性・耐候性に優れた素材です。表面は帆布組織でざらざらしているため、汚れは落ちにくいですが、防水加工を施してあり、雨などを弾きやすい素材です。
ブルーシート
一番馴染みのある素材。正式名称は、ポリエチレン製防水ラミネートシートと言います。糸の部分、防水加工のラミネート部分も全てポリエチレン(PE)でできており、防水性が高く安価で軽量のため、防水・防風・防塵・目隠し等の様々な目的で使用できます。現場作業から一般家庭まで幅広く使用されています。
まとめ
工事現場などの業務用として幅広く活用されている養生シートは、防炎シート・防炎メッシュシートが多く、屋外で長期間設置される野積みなどに利用する場合は、防水性・耐久性に優れたエステル帆布が選ばれています。目的にあった養生シートを使用することで、トラブルの発生を未然に防ぎ、作業の効率化を図ることができ、仕上がりにも差が出てくると言えるでしょう。
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