漆喰とモルタルの質感、耐久性、価格などの違いを解説!
漆喰とモルタルの違いを徹底比較!
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住宅の外壁や室内の壁は、もっとも人の目につきやすい場所です。面積が広いので、壁の質感や色などによって、その家の印象が決まると言っても過言ではありません。だからこそ、間取りやインテリアだけでなく、壁の素材にもこだわりたいものです。たとえば塗り壁にする場合、代表的な建材として漆喰とモルタルがありますが、それらの質感や耐久性、費用などが気になるところです。ここでは、そんな漆喰とモルタルについてご紹介します。
目次
漆喰とモルタルはそもそも何からできてる?
漆喰の主成分である消石灰(しょうせっかい)は、石灰石(せっかいせき)を粉砕し焼成し、水を加えて反応させることで作られます。日本で建築材料として用いられる漆喰は、消石灰に粘度を高める藁や麻、海藻のりなどを加えて水で練ったものです。世界各地の気候や風土、住宅様式などによって組成が違うものの、古くから海外でも使用されてきました。
モルタルは、セメントと砂を水で練ったもの。そのセメントは、石灰石と粘土、けい石、酸化鉄原料を粉砕して混ぜ合わせて作られます。ちなみに同じようにセメントから作られるコンクリートは、セメントの比率がモルタルと違うことと、砂利が入っていることで、風合いや強度も異なります。
漆喰とモルタルは原料は違うものの、どちらも練り合わせたものをコテで壁などに塗りつけ、時間が経過すると固まるという点は同じです。
暖かみのある漆喰とクールなモルタル、質感は真逆
真っ白い建物と青い海のコントラストが印象的なギリシャの島々。世界的にも有名な風景ですが、その美しい建物や塀には漆喰が使用されています。日本のお城や土蔵など、伝統的な建造物の白い壁や塀なども漆喰。そして現代でも、その暖かみのある質感から、自然素材にこだわる人や健康志向の人、子育て世代などにも大人気です。清潔感が感じられる漆喰の白い壁は、コテでの仕上げ方や天然木との組み合わせ方次第で表情が何通りにも変わります。
モルタルの壁は、漆喰と同じようにコテなどで壁に塗りつける仕上げ方で、様々な模様や質感が楽しめるほか、スプレーガンで吹き付けて仕上げる方法があります。1980年代ごろまでは住宅の壁材として人気がありましたが、施工に手間や費用がかかるため、近年ではサイディングと呼ばれる工場などで大量生産されるパネル状の壁材が主流です。独特の味わい深い灰色と、冷たい質感がスタイリッシュなモルタルは、若者を中心に人気があり、モルタル風の壁紙が市販されているほど。また、壁だけでなく床にも使えるので、土間を設けたり玄関のたたきをモルタルにするなど、クールでかっこいい空間が作り出せます。
耐久性はメンテナンスで大きな差が!
伝統的な建造物に漆喰が多く使われている理由のひとつに、その耐久性が挙げられます。漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸収しながらゆっくりと時間をかけて硬化し、年数が経つほどに強度が強まるという性質で、その耐用年数は100年以上と言われています。ただし、ひび割れや剥がれなどが生じたら適宜補修をし、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
モルタルの耐久性は30年。こちらもメンテナンスを正しく行うことが条件です。モルタルの外壁は、紫外線や雨、熱などを浴びることで劣化が進んでしまいます。それを防ぐためには、定期的に塗装をする必要があります。また、ひび割れなどが生じた場合は、雨水が入り込まないよう、早めの補修が必要です。
漆喰壁もモルタル壁も、日頃のメンテナンス次第で耐久性は大きく変わるのです。
漆喰とモルタル、費用はどちらが安い?
漆喰とモルタルを比較すると、費用は漆喰の方が高くつきます。またどちらも壁に塗る場合は、『左官』と呼ばれる職人の腕で仕上がりが違ってきます。その仕上がりによって壁の印象が大きく変わりますので、職人の技術や熟練度によっても費用は大きく左右されます。
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