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映画やテレビドラマに出てくるようなスタイリッシュな居住空間。そんなスタイリッシュな部屋に憧れる人は少なくありません。中でもコンクリート打ちっぱなしは、一般的なマンションなどでは表現できないクールさと開放感があります。しかしその素敵な外観と住み心地が比例するのかどうかは、実際に住んでみないとわからないもの。ここではコンクリート打ちっぱなしのメリットとデメリットをご紹介します。

ますます住みたくなる？4つのメリット

具体的にどんなメリットがあるのかを知ると、楽しさやお得感が倍増するものです。理由は人それぞれですが、「コンクリート打ちっぱなしの部屋に住んでみたい」というぼんやりとした憧れから、実際に物件探しを始めるぐらいに背中を押されることになるかもしれません。

スタイリッシュでおしゃれなデザイン

多くの人が、コンクリート打ちっぱなしの部屋に住みたいと考える一番の理由は、やはりそのスタイリッシュさ。アーティストが住んでいそうな…憧れのデザイナーズマンションのような部屋での暮らしは、想像するだけでワクワクするものです。部屋中のどこを撮っても絵になる…そんな部屋が目指せます。

解放感があり、家具の配置がしやすい

コンクリート打ちっぱなしは、部屋の壁が柱の役目を果たし、柱などの空間を遮るものがないため、開放感のある広い空間が魅力です。そのため、家具の配置がしやすく、海外風の部屋にするのも夢ではありません。

防音性・遮音性に優れているので、静かに暮らせる

壁の密度や厚みによって度合いが違いますが、コンクリート打ちっぱなしの部屋は防音性や遮音性に優れています。子供やペットの足音、テレビや音楽の音量などに神経質になる必要がありません。

耐火性が高く、火災保険料が木造より安い

コンクリートは耐火性にすぐれているため、火災保険や地震保険の保険料が木造よりも安いことも大きなメリットです。もちろん、万が一火災が起きたとしても、木造と比較すると、各段に燃え広がる範囲や速度が違います。

住む前に必ず知っておきたい4つのデメリット

どんな部屋でも、良い部分もあればそうでない部分もあるものです。住んでから「こんな筈じゃなかった…」とならないために、コンクリート打ちっぱなしの部屋に住んだ場合のデメリットを知ることも大切です。メリットより、デメリットから受けるダメージの方が大きければ、コンクリート打ちっぱなし風の壁紙を貼って我慢する方が賢い選択かもしれません。

熱伝導率が高いので、夏は暑く冬は寒い

夏は灼熱の暑さ、冬は凍るような寒さ…と言う人がいるほど熱伝導率が高いので、その点は覚悟が必要です。しかし、断熱材が施されている場合は、比較的快適に過ごせるでしょう。

結露が起きやすく、カビが発生しやすい

コンクリートは吸水性が高いため、外壁にしっかりと防水工事が施されていない場合は、水分を吸収して内壁に染み出てくることがあります。また室内では、湿気や結露の水分をため込んでカビの原因となってしまいます。

エアコンや除湿器などのフル稼働で光熱費が高い

快適に過ごすためには、エアコンや除湿器などの使用は必須。しかし、外の気温の影響を受けやすいコンクリートと、広々とした空間は、光熱費もそれなりに跳ね上がります。

汚れが目立ちやすく、定期的なメンテナンスが必要

無機質でクールなコンクリートの壁…実は表面に加工がなされていないため、汚れやすいのです。雨水や結露でシミができてしまうこともありますので、新築のときと変わらないスタイリッシュさがどれくらい続くのかはわかりません。